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10 入門

98 偽のシステム警告に注意!
Webページを見ていただけで、突然表示される偽のシステム警告の対処法
MicrosoftのポータルサイトのMSNなどのWebページを見ていたら、突然「システム警告」といったタイトルの画面が表示されて、驚かされることがあります。
表示された画面には、Windowsのセキュリティに問題があるような内容になっていますが、不要なプログラムなどをインストールさせるためや、不要なサポート契約をさせるための、偽の警告画面です。
このような偽の警告画面が表示されたときの対処方法を説明します。
【1.偽の警告画面が表示されたときの対処法】
(1)偽の警告画面にあるボタンは絶対にクリックしない
特に怪しいサイトではなく、MicrosoftのポータルサイトのMSNなどのWebページを見ているときに、下の図のような、画面が急に開くことがあります。同時に警告音が鳴るものもあります。
これは、偽の警告画面ですので、画面にある「更新」ボタンや、「×(閉じる)」ボタンは、絶対にクリックしないでください。
(2)ブラウザーを強制終了する
偽の警告画面が開いてしまった場合に、ブラウザーの操作ができなくなっている場合がありますので、ブラウザーを強制終了する手順を説明します。
<1>タスクマネージャーを起動
①「Ctrl」キーと「Shift」キーを押しながら、②「Esc」キーを押して、タスクマネージャーを起動します。
<2>ブラウザーを強制終了
タスクマネージャーが起動したら、ブラウザーを選択して、強制終了します。
画面では、「Microsoft Edge」を例に説明していますが、お使いのブラウザーによって、「Google Chrome」や「Internet Explorer」を選択してください。
タスクマネージャーの画面には、簡易表示と詳細とがあります。
1〕タスクマネージャーが簡易表示の場合
③「ブラウザー」をクリックして選択して、④「タスクの終了」をクリックして強制終了します。
2〕タスクマネージャーが詳細の場合
③「ブラウザー」をクリックして選択して、④「タスクの終了」をクリックして強制終了します。
ブラウザーを強制終了して閉じれば、対処完了です。
強制終了することで、ウィルスに感染することはありませんが、再度、Webページを見ていたときに、同じような偽の警告画面が表示されることはありますので、同じ手順で強制終了してください。